もはや、HIDの時代は終わった。
日曜日は来客数がまた多いさなか、取り付け専門職人はトラブルシューティングにも追われる。エンジンスターターを使うとたまにエンジンチェックランプが点灯。たまにがミソで原因を探る。プリクラッシュブレーキ対応車なのでリレーコントロールを止めてシンプルにダイオードにして配線してみると大丈夫。リレーのスイッチのタイムラグでさえ車輌側はエラーになる。次のクルマはACC・ONでスピーカーからシャーーーーと静電ノイズが発生。この音、気にしだすとどうしても止めたくなる。この場合はアンプのゲインを絞っていくとぴたっと止まる位置があってすっきりさわやか信州。次のクルマはLEDヘッドライト交換。ヘッポコ整備士のクルマなので自分で朝から自宅で取り付け。だが、「ソケットがまったく入らない!!」「おかしくね」「製品の不具合」などブツブツ文句たらたらいいながらご来店。取り付け専門職人がソケット取り付けに挑戦するとわずか5秒で装着完了。へっぽこ野郎はすでに目が点状態で何も言わない。「おかしいのはおめぇの頭だ」と活をいれてあげる。次は某企業の社長一家が「クルマを頼んできた!!」と奥さまはじめ子供たちもぞろぞろと登場。若い頃からクルマやカーオーディオには強いこだわりがある大社長なのでオーディオパーツ注文は全てカーナビをはじめ高級品をチョイス。たまに奥さまのなかには「こんなにダメ〜!!」と拒否する方もいらっしゃるけれど千穂ママは反対に大喜び。やはり綺麗で昔からいい母ちゃん。70万円を超える商談なので取り付け専門職人も大喜び。次のクルマは「もっといい音にしたい」アンプシステムで、すでに構築されているので音の出口のスピーカーの能率を上げることを提案。どうせやるならしみったれこいてはいけません。10万円のスピーカーに決まり。商談は5分で終了。取り付け専門職人の1日はあっという間に終わる。